弊社社長の久野は、6月に開催された日本金属プレス工業協会の総会で会長に選任されました。今回のインタビューでは、今後の課題や取り組みについて語っています。

業界や日本金属プレス工業協会の課題は3点あります。

1点目は日本金属プレス工業協会と地域の交流の不足です。

地域の団体と意見交換できる場を設け、地域の課題や意見を出してもらったり協会の活動や方針を伝えたり、双方向の交流の場としたいです。

協会の役割は地域と国をつなげるパイプ役だと考えています。地域の意見を経済産業省へ積極的に伝えてまいります。

2点目は人手不足です。

人手不足で海外人材を活用しようとしても、技能研修の職種区分により、重要な後工程であるスポット溶接を任せにくい状況となっています。関係省庁に働きかけ、スポット溶接作業の研修生を受け入れられるようにしていきたいです。

3点目は事業継承がスムーズに進んでいない企業が多いことです。

後継者不足が大きな課題となる一方で、後継者の人材育成も重要です。詳細は今後決定しますが、若手の勉強や交流を目的に、若手経営者の部会を発足させます。

さらに、取引環境の改善や賃金アップについても経産省と協力しながら取り組んでいきます。