一体化成形技術で作業性向上

　弊社が手掛ける屋根用の「太陽光モジュール取り付け金具」が、脚光を浴びている。
評判の理由は作業性の良さだ。同社はもともと金属プレス加工を得意とし、自動車部品などを手掛けている。
従来品は「部品点数が多くて複雑な構造のため、組み立てる必要があり不便だった」（専務）
一体化成形技術で点数を減らし、組み立て不要とした。
屋根へのセットはボルト1本ででき、屋根に穴を開ける必要がない。作業性を高めることで工期を短くできる。

　車体に用いられるハイテン材を採用し、1個650グラム。価格も500円と「従来品よりも抑えた」。
　2013年8月発売以来、これまで1億円売り上げた。大手パネルメーカーなど20社以上で採用された。
専務は「今後、新しいＰＲ手段を考えて訴求する」と力を込める。