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2017.06.08

『BCN 6/5号』に掲載されました

 熟練の感覚を数値化

 2016年末、製品の製作に使う研磨機にIoT技術を導入した。熟練の感覚を数値化し、生産の効率を高めることが狙いだ。
 久野 功雄専務は「金属加工の工程は、ほとんどがプログラム通りに機械を動かし、誰でも時間通りにつくれるようになっている」と説明。一方、ミクロン単位の調整が必要な研磨の工程については「いまだに人の勘やコツが残っている分野だ」と話す。
 研磨機にセンサを設置し、稼働時間や稼働率、研磨液の温度などを収集。これまでは機械の音や発生した花火など、職人芸に頼っていたデータをリアルタイムでグラフ化し、クラウドを経由してスマートフォンなどで見られるようにした。
 効果はすぐに目に見える形で現れた。データをもとに作業員の動きや持ち場を変更。生産性は倍増し、毎月約100万円かかっていた外注費はゼロに。労働時間の短縮化にも成功し、作業員の残業時間をなくすこともできた。
 久野専務は、「IoTを入れるまでは、いつ見に行っても人がつきっきりで作業をしており、機械がしっかり動いていると思い込んでいた。しかし、稼働状況を詳しく見ていると、加工終了後に機械が止まっている時間が予想以上に多かった」と話した。
 さらに「IoTを入れただけでは効果は出せない。IoTを活用する際は、目的を明確にして、得られた情報を生かして作業工程全体を改善することが大切だ」と強調した。

『BCN 6/5号』に掲載されました

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